プロジェクト紹介 Project

災害医療救護訓練の科学的解析に基づく都市減災コミュニティの創造に関する研究開発

メッセージ

 
救急医療では現場から医療が始まります。その救命率向上のためには、 正しい医療知識を必要となる多くの人に伝えることがとても重要です。そのために、今まで様々な教育に取り組んできました。これは医療資源が圧倒的に不足する災害医療においてはさらに重要となります。しかし、平時から災害医療に関心を持ち続けることはとても難しく、訓練もどうしても義務的なものになりがちです。
本プロジェクトでは、JST/RISTEX 「コミュニティがつなぐ安全・安心な都市・地域の創造」研究領域に「災害医療救護訓練の科学的解析に基づく都市減災コミュニティの創造に関する研究開発」
(2013~2016年)として採択され、科学的根拠に基づいた正しい災害医療についての知識や技術を楽しく学ぶMedutainment=Medical Edutainment (Entertainment + Education)を実現、普及するため、さまざまな関係機関と協力しながらプロジェクトに取り組んで来ました。そして、医療救護訓練では最も面倒な質の高い傷病者役を簡単に作る方法、市民に覚えて欲しい医療知識の教材など、事前教育・準備と訓練現場の両方に役立つ「医療救護訓練教材・ツール一式」を完成させました。
 
  

市民と共に進める災害医療プログラムの実装

後継プロジェクト

教育や訓練のための教材・ツール一式は完成しましたが、これらを実際の市区町村の緊急医療救護所や、災害関連病院に利用、普及するのはこれからです。
そこで、JST/RISTEX「研究開発成果実装支援プログラム」に応募し、
「市民と共に進める災害医療救護訓練プログラムの実装」(2017~2020年)を獲得し、成果普及を本格的に開始しました。
具体的には、これら教材・ツールを、新宿区の緊急医療救護所や、災害関連病院の市民参加型訓練においてこれら活用して頂くことで、教材やツールの改良、ならびに市民の協力を得るノウハウ獲得を行いながら普及活動を推進していきます。

コミュニティ紹介

・災害時に緊急医療救護所が設置され、それを運営する区市町村単位のコミュニティに役立つものを研究してきました。研究は主に、新宿区や杉並区、また東京都、さらには新宿駅西口協議会の参加企業や大学の協力を受けて進めてきました。成果物は、全国の市区町村どこでも利用可能と考えています。

・緊急医療救護所の設置は、東京都では今まで小中学校に設置されることが多く、その前提で研究を開始しました。しかし、今後は災害拠点病院など災害関連病院の門前に設置するようにシフトしつつあります。そこで、コミュニティの中心となるのは、緊急医療救護所が設置される小中学校を核とするコミュニティや、災害関連病院周辺のコミュニティになります。このコミュニティの力を上げるような成果を目指しました。

・知識の普及単位でコミュニティを考えると、学校、町内会、ショッピングセンターなど、小さなイベントが行われるようなコミュニティで、災害医療関連知識を広めることも望まれます。

コミュニティ紹介

研究開発の目標

・急性期災害医療救護コミュニティ形成のための、一般市民に向けた災害医療の基本教育プログラムの策定。

・医療救護訓練の情報工学と会話分析による科学的な解析手法の開発。

・実験・観測に基づく医療救護所などの空間構成の設計指針の策定。

・成果のEdutainment化による普及方策の開発

研究開発の目標

目標達成のアプローチ法

・訓練参加を誘うインセンティブのために訓練をイベント化することで、子どもまでを含むより多くの人が、急性期コミュニティにおいて最低限の協調を可能にする基礎を作る。

・医療救護訓練のトリアージポストなどを距離カメラで撮影すると同時に会話を録音し、その動きや会話を科学的に分析し、翌年の訓練やレイアウト設計にフィードバックする。

・医療救護所のトリアージポスト等のレイアウトに関して、シミュレーションによるヒアリングや実訓練のデータ等を基に、その設計指針を検討する。

到達点と課題/想定される課題

・中学生(可能なら小学校上学年)以上の全ての人々が身に付けていて欲しい最低限の医療知識や、災害時の医療を中心に助け合うような教育プログラムの不在。

・多地点から得られる不連続の動線データから、救護所のような広い空間の設計の最適化にも寄与する手法の不在。見知らぬ人同士が初めて会話する際に、意思疎通をよくする方法論の不在。

・現状の医療救護所等のレイアウト設計は、訓練実施者の経験や、既存のスペースの制約によるところが多く、そこに科学的な指針を与えられていない点。

プロジェクトでアピールしたいこと

・義務や強制的な側面が強い災害訓練において、医療救護の分野に関して、一般の人が親しんで参加できるような新たな訓練を作ってきました。

・今まで科学的に取り扱われることが少なかった医療救護訓練の現場を、実際に計測しながら訓練企画のPDCAサイクルを廻すことで、訓練実施者が訓練を評価できるような訓練開発を目指しました。

・医療救護所等の災害拠点現場におけるレイアウト設計の指針は、今までのところありません。医療建築の技術を医学・情報工学と融合させながら、一定の指針作りを行いました。

プロジェクトでアピールしたいこと

参加団体、メンバー

研究開発プロジェクト(2013~2016年)
研究代表者:太田 祥一(東京医科大学 救急・災害医学分野 兼任教授(当時))

  • ・国立研究開発法人産業技術総合総研究所 人間情報研究部門
  • ・社団法人新宿区医師会
  • ・工学院大学 建築学部
  • ・国立国際医療研究センター
  • ・東京都新宿区
  • ・東京電機大学情報環境学部
  • ・東京都福祉保健局 医療政策部 救急災害医療課
  • ・関西外国語大学
  • ・神戸市看護大学
  • ・日本赤十字社東京都支部
  • ・新宿駅周辺防災対策協議会
  • ・新宿副都心エリア環境改善委員会
  • ・戸田中央医科グループ
  • ・京都橘大学


研究成果普及プロジェクト(2017~2020年)
実装責任者:依田育士(国立研究開発法人産業技術総合研究所 人間情報研究部門 主任研究員)
共同実施者:中川誠一(新宿区 健康部健康政策課 課長)

  • ・東京医科大学 救急・災害医学分野
  • ・東京女子医科大学 救命救急センター
  • ・国立国際医療研究センター 救命救急センター
  • ・日本赤十字社東京都支部
  • ・戸田中央医科グループ
  • ・東京電機大学 情報環境学部
  •  
  • ・関西外国語大学
  • ・玉川大学

プロジェクト年表

2013年
  • 10月:プロジェクトキックオフ
  • 12月:新宿駅西口医療救護訓練
2014年
  • 2月:RISTEX成果発表シンポジウム
  • 2月:西新宿セミナー発表
  • 8月:新宿区医師会振り返りの会
  • 9月:12thAPCDM(2件発表)
  • 11月:新宿駅西口医療救護訓練
2015年
  • 1月:キッザニア東京でARラリーα版実施
  • 3月:手技ビデオ撮影
  • 7月:産総研一般公開でARラリー第1版実施
  • 10月:新宿区医師会説明会
  • 10月:医療救護所設営マニュアル第1版発行
  • 10月:新宿駅西口医療救護訓練事前学習でIT教科書α版実施
  • 11月:新宿駅西口医療救護訓練
2016年
  • 3月:つくば交流センターでARラリー第1.5版実施
  • 4月:科学技術週間イベント産総研でARラリー第1.7版実施
  • 5月:つくばエキスポセンターでARラリー第1.8版実施
  • 7月:産総研一般公開でARラリー第2版(最終版)実施
  • 7月:市民による災害医療支援行動ガイドライン発刊
  • 7月:ホームページプレオープン
  • 8月:名古屋市港防災センターでARラリー実施
  • 8月:ホームページ本オープン
  • 8月:IT教科書の第1版公開、ARラリー第2版公開
  • 9月:プロジェクト終了
  • ※プロジェクト終了後も成果普及活動を継続
  • 11月:医療救護所設営マニュアル第2版発行
2017年
  • 2月:集団災害医学会総会・学術集会にてパネルディスカッション(8件の発表)と3日間を通してパックやアプリの展示とデモを実施
  • 4月:名古屋市港防災センターに災害医療クエストが常設
  • 3月:トリアージ・コミュニケーションマニュアル発行
  • 7月:災害医療クエストを防災ゲームDay2017inそなエリア東京に出展
  • 8月:災害医療クエストを中野市総合防災訓練 防災フェア2017にに出展
  • 9月:JST/RISTEXの「研究開発成果実装支援プログラム」に採択
  • 10月:「市民と共に進める災害医療救護訓練プログラムの実装」研究成果普及PJキックオフ
  • 11月:北信総合病院57th病院祭に災害医療クエストを出展
  • 12月:新プロジェクト開始に伴いHP大幅更新
      
2018年
  • 2月:集団災害医学会総会・学術集会にて3件の発表と3日間を通して展示会に訓練素材集を展示
  • 3月:安全安心シンポ(前PJ最終発表会)で発表
  • 3月:名古屋市万松寺・東日本八回忌追悼法要に「災害医療クエスト」を出展
  • 7月:災害医療タッチ&クエストを更新
  • 7月:防災ゲームDay2018inそなエリア東京で展示・体験会を実施
  • 8月:横浜市「子どもアドベンチャー2018」で災害医療クエストを実施
  • 9月:長野市の多数傷病者対応合同訓練を視察
  • 12月:新宿区の7カ所の緊急医療救護所の訓練視察を終了
      
2019年
  • 2月:東京医科大学八王子医療センターの医療救護訓練でRISEXサイトビジットを実施
  • 3月:みたか防災マルシェ2019に「災害医療クエスト」を出展
  • 3月:集団災害医学会総会・学術集会にて1件の発表と3日間を通して展示会に訓練素材集を展示
  • 3月:防災ゲームDAY交流会:防災教育わいわいミーティングに参加
  • 3月:災害医療クエストを更新
  • 6月:災害医療タッチVer.4をリリース
  • 7月:防災ゲームDay2019inそなエリア東京に災害医療クエスト&タッチを出展
  • 10月:「トリアージ72」がグッドデザイン賞を受賞!!
  • 11月:災害医療タッチVer.5をリリース
      
2020年
  • 2月:集団災害医学会総会・学術集会にて1件の発表と3日間を通して展示会に訓練素材集を展示
  • 3月:災害医療クエストVer.1.2をリリース
  • 3月:JST/RISTEX「研究開発成果実装支援プログラム」終了
  • 9月:災害医療タッチPDF版公開
  • 11月:災害医療タッチVer.5.1をリリース
  • 11月:災害医療クエストVer.1.3をリリース
  • 12月:JST/RISTEX「研究開発成果実装支援プログラム」最終成果報告会
2021年
  • 7月:災害医療タッチVer.5.2をリリース
  • 7月:災害医療クエストVer.1.4をリリース
  • 7月:防災クイズ&ゲームDay2021オンラインに災害医療タッチを出展
2022年
  • 3月:災害医療タッチVer.5.2.1をリリース
  • 3月:災害医療クエストVer.1.4.1をリリース
  • 7月:防災クイズ&ゲームDay2022に災害医療クエストを出展
2023年
  • 3月:災害医療クエストのVer.1.5.1をリリース(iOSのみ)
  • 6月:第2回 #O24U イノベーションデイ2023in柏崎 にトリアージ72を出展
  • 6月:災害医療クエストのVer.1.5.2をリリース
  • 6月:災害医療タッチのVer.5.4.0をリリース
  • 7月:防災クイズ&ゲームDay2022にタッチ&クエストを出展

論 文

論文名「Sustainable Training-Model Development Based on Analysis of Disaster Medicine Training」
筆者:Shoichi Ohta, Munekazu Takeda, Ryo Sasaki, Hirotaka Uesugi, Hironobu Kamagata, Kentaro Kawai, Satomi Kuroshima, Michie Kawashima, Masaki Onishi, and Ikushi Yoda
論文誌:Journal of Disaster Research Vol.10, No.5, pp.900-918, 2015.10.

要 旨
In the Shinjuku Station West Exit Medical Relief Training, a disaster medical (triage) training that includes ordinary citizens as well as medical professionals has been conducted on a continual basis. However, updating and improving the training contents and maintaining the participants’ interest levels were challenged because there were no baseline evaluations on post-training accomplishments. The purpose of this study is to develop a training model which facilitate updates to the training contents in a sustainable manner and increase the number of participants by raising satisfaction levels. Peer evaluations and self-evaluations were introduced into the training framework to develop a training model that can be sustainably improved using scientific evaluation methods. The term “scientific” refers to introducing scientific methods to analyze training drills to increase the quantitative measurement of the participants’ post-training evaluations. This paper reports on the results of the actual implementation of the training model.

論文のダウンロードはこちら(富士技術出版株式会社のサイトへ移動します)

論文名「Critical Review of Japanese Disaster Medical Education for Citizens: Exploring the Method of Medutainment」
筆者:Ikushi Yoda, Momo Shiroyama, Hirotaka Uesugi, Hironobu Kamagata, and Shoichi Ohta
論文誌:Journal of Disaster Research Vol.10, No.5, pp.919-928, 2015.10.

要 旨
Various attempts have been made to disseminate first aid treatment related to disaster medicine to the public. More specifically, employees of fire stations hold seminars and visit schools using textbooks as general practice. However, it is difficult to judge whether attendees are actively involved in them or attending only because they are required to do so. Therefore, a broad survey on books, DVDs, experiential education, and information technology (IT) centering on first aid was conducted using a hierarchical system of ages of intended audience members. This survey was performed to create an IT-based textbook to disseminate to the public first aid techniques that are difficult to learn if low-cost experience-based education is not available. In addition, a new method for “medutainment” (medical edutainment) was studied as a way to teach new disaster medicine guidelines for citizens for medical rescue training.

論文のダウンロードはこちら(富士技術出版株式会社のサイトへ移動します)

論文名「災害時の緊急医療救護所の設営内容に関する考察−医療関係者を対象とした施設の活用方法の調査報告−」
筆者:江川香奈, 依田育士, 山下哲郎
論文誌:日本建築学会技術報告集 Vol.22(2016), No.51 pp.661-666, 2016.6

要 旨
In order to avoid that the causalities of various severity of illness concentrates on a hospital at the time of a disaster, the cities have formed a plan to install an emergency medical aid station are seen. However, there is not argue about preparation of the emergency medical aid station in the elementary school where the medical relief activities in the area are performed in many cases. So, in this research, we conducted investigation about the preparation for which a medical staff devises to an example the medical relief activities in the elementary school in which an emergency medical aid station. From a result, consideration arranges required contents at the time of the practical use method of the existing institution, and preparation. Moreover, we consider the requirements for which the institution which is easy to utilize as an emergency medical aid station is asked.

論文のダウンロードはこちら(J-STAGEへ移動します)

論文名「災害時の緊急医療救護所の運営内容に関する考察-医療関係者を対象とした施設の活用方法の調査報告 その2-」
筆者:江川香奈, 依田育士, 山下哲郎
論文誌:日本建築学会技術報告集 Vol.22(2016), No.52 pp.1073-1078, 2016.10

要 旨
Our purpose is to develop a manual for the set up of emergency medical aid stations. Our previous report determined the most suitable locations and layouts for emergency medical aid stations based on ideas devised by medical specialists with disaster training and experience, taking an elementary school as an example. However, simply identifying location and layout in advance is insufficient. Thus, we broaden our previous results to include utilization of non-medically essential areas for related support activities, and to examine management methods incorporating both staffing and furniture placement requirements for the efficient operation of emergency medical aid stations.

論文のダウンロードはこちら(J-STAGEへ移動します)



論文名「Medutainment-Based AR Rally: Disaster Medical Learning Tool for Citizens」
筆者:Ikushi Yoda and Momo Shiroyama
論文誌:Springer, Lecture Notes in Computer Science 9740 pp.574-583, 2016.7.

要 旨
Various attempts have been made to teach first aid to the general public on how to deal with disaster medical situations, such as sending firemen to schools to give talks and hand out instructional pamphlets. But it is hard to determine whether the message is really getting through, or whether the students attend just because they have to. Now we have come up with a novel IT-based interactive educational tool based on a medutainment (medical edutainment) model for teaching basic first aid techniques to the public. Our initial assessment shows that this new medutainment-based approach is very effective for teaching first aid and disaster medicine to large numbers of people in situations where cost-effective experience-based training is impractical or not available.

論文のダウンロードはこちら(Springerへ移動します)



論文名「トリアージの効率化に向けた社会学と工学の融合研究」
筆者:川島理恵、依田育士、黒嶋智美、太田祥一、行岡哲男
論文誌:Japanese Journal of Disaster Medicine Vol. 22, No.2, pp. 189-198, 2017.11.

その他主な論文発表

査読付き国際誌
  • Shoichi Ohta, Ikushi Yoda, Munekazu Takeda, Satomi Kuroshima, Kotaro Uchida, Kentaro Kawai and Tetsuo Yukioka:
    “Evidence-based effective triage operation during disaster: application of human-trajectory data to triage drill sessions,”
    Prehospital and Disaster Medicine 30(1): 102-109, 2014/12/29.
    論文のダウンロードはこちら
国際会議
  • I. Yoda, M. Onishi, S. Kuroshima, M. Kawashima, T. Yukioka, and S. Ohta:
    “Developing scientific analysis system for the utilization of triage post: A case of medical disaster drill session using 3D camera,”
    The 12th Asia Pacific Conference on Disaster Medicine, 2014/09/18.
  • K. Egawa, I. Yoda, S. Ohta, and T. Yukioka:
    “Study for the Place of First-aid Stations in Tokyo Metropolitan Area,”
    The 12th Asia Pacific Conference on Disaster Medicine, 2014/09/17
  • Kana Egawa:
    “Research on facility design that takes medical aid stations during disasters into account,”
    2015 UIA-PHG(Seminar in Dalian, China on May 23-25, 2015)
  • K. Egawa and Y. Nagasawa:
    “STUDIES ON HOSPITAL PLANNING / DESIGN AS NEDICAL SERVICE BASES IN THE CASES OF VARIOUS DISASTERS,”
    24rd Congress of the International Federation of Hospital Engineering (IFHE), Netherland, 2016.4.
  • I. Yoda and M. Shiroyama:
    “Medutainment-Based AR Rally:Disaster Medical Learning Tool for Citizens,”
    8th International Conference, Virtual, Augmented and Mixed Reality 2016, Held as Part of HCI International 2016, Toronto, Canada, July 22, 2016.
  • Michie Kawashima, Ikushi Yoda, Satomi Kuroshima, and Shoichi Ota:
    “Collaborative study on effectiveness of triage during medical emergency drill using conversation and trajectory analysis,”
    The 13th Asia Pacific Conference on Disaster Medicine, Bangkok, Thailand, 2016.11.
国内会議
  • 川島, 黒嶋, 依田, 太田, 佐々木, 武田, 河井, 上杉, 鎌形, 山田:
    “医療救護訓練時におけるトリアージの会話分析”
    日本集団災害医学会誌, Vol. 19, No. 3, pp. 434, 2014.12. (第20回日本集団災害医学会総会・学術集会 2015/2/26)
  • 黒嶋, 川島, 依田, 太田, 佐々木, 武田, 河井, 上杉, 鎌形, 山田, 野口:
    “発話対象の明確化と役割認識 ―災害医療訓練のコミュニケーション分析から―”
    日本集団災害医学会誌, Vol. 19, No. 3, pp. 473, 2014/12. (第20回日本集団災害医学会総会・学術集会 2015/2/26)
  • 鎌形, 武田, 佐々木, 山田, 上杉, 黒嶋, 川島, 野口, 依田, 太田:
    “災害医療訓練への積極的参加を促進するためのmedutainmentの可能性,”
    日本集団災害医学会誌, Vol. 19, No. 3, pp. 521, 2014/12. (第20回日本集団災害医学会総会・学術集会,2015/2/27)
  • 江川香奈, 太田祥一, 依田育士:
    “緊急医療救護所の設営の平面計画に関する基礎調査”
    第18回日本臨床救急医学会総会・学術集会, 2015.6.
  • 武田宗和, 佐々木亮, 上杉泰隆, 鎌形博展, 太田祥一, 黒嶋智美:
    “災害医療訓練における参加者による相互評価導入の試み”
    第43回日本救急医学会総会・学術集会, 2015.10.
  • 川島理恵, 黒嶋智美, 依田育士, 太田祥一:
    “トリアージの効率化に向けた社会学と工学の融合研究,”
    日本集団災害医学会誌, Vol. 20, No. 3, pp. 490, 2015/12. (第21回日本集団災害医学会総会・学術集会 2016/2/28)
  • 黒嶋智美, 川島理恵, 依田育士, 太田祥一:
    “「ない」から「ある」のコミュニケーションへ-災害医療救護訓練のコミュニケーション分析から-,”
    日本集団災害医学会誌, Vol. 20, No. 3, pp. 558, 2015/12. (第21回日本集団災害医学会総会・学術集会 2016/2/27)
  • 武田宗和:
    “一般市民と医療従事者が協働する災害時医療救護活動訓練,”
    第22 回日本集団災害医学会総会・学術集会, 2017.2.
  • 川島理恵, 依田育士, 黒嶋智美, 太田祥一:
    “会話分析と動線分析を使用したトリアージに関する実証研究,”
    第22 回日本集団災害医学会総会・学術集会, 名古屋市, 2017.2.
  • 黒嶋智美, 川島理恵, 依田育士, 太田祥一:
    “災害医療救護時の医療専門家と市民ボランティアのコミュニケーション,”
    第22 回日本集団災害医学会総会・学術集会, 名古屋市, 2017.2.
  • 上杉泰隆, 太田祥一, 鎌形博展, 武田宗和, 佐々木亮, 依田育士, 黒嶋智美:
    “災害医療訓練における評価方法の課題と展望,”
    第22 回日本集団災害医学会総会・学術集会, 名古屋市, 2017.2.
  • 依田育士、上杉泰隆、鎌形博展、太田祥一:
    “メデュテインメントによる災害医療救護訓練の普及,”
    第22 回日本集団災害医学会総会・学術集会, 名古屋市, 2017.2.
  • 江川香奈, 太田祥一, 依田育士:
    “災害時の緊急医療救護所の設営マニュアルの策定における考察,”
    第22 回日本集団災害医学会総会・学術集会, 名古屋市, 2017.2.
  • 鎌形博展, 依田育士, 太田祥一:
    “減災のための地域互助(共助)活用とその工夫,”
    第22 回日本集団災害医学会総会・学術集会, 名古屋市, 2017.2.
  • 新井隆男, 太田祥一, 丸山幹夫, 谷口美悠, 行岡哲男:
    “災害医療救護訓練の科学的解析に基づく都市減災コミュニティの創造に関する研究プロジェクトで開発された災害医療訓練パックの使用経験,”
    第22 回日本集団災害医学会総会・学術集会, 名古屋市, 2017.2.
  • 太田祥一、武田宗和、内田康太郎、上杉泰隆、佐々木亮、依田育士:
    “メデュテイメントを用いた災害医療”
    Japanese Journal of Disaster Medicine Vol22. No.3, pp.457, 2018.01.
  • 依田育士、黒嶋智美、玉川大学、太田祥一、川島理恵:
    “トリアージ・コミュニケーションマニュアルの策定と普及”
    Japanese Journal of Disaster Medicine Vol22. No.3, pp.546, 2018.01.
  • 依田育士、三島史朗、江川香奈、川島理恵、黒嶋智美、内田康太郎、佐々木亮、武田宗和、太田祥一:
    “市民と共に進める災害医療救護訓練プログラムの実装”
    Japanese Journal of Disaster Medicine Vol22. No.3, pp.592, 2018.01.
  • 江川香奈、依田育士、山下哲郎:
    “自治体の医療救護所の設営における現状と課題に関する調査研究”
    2018年度 学術講演梗概 建築デザイン発表梗概集 pp.331-332, 2018.09.
  • 江川香奈、依田育士、黒嶋智美、内田康太郎、織田順:
    “多数傷病者受け入れ訓練のトリアージポストにおける考察”
    日本災害医学会会誌 Vol.23, No.3. HP-18-03, 2019.03.
  • 江川香奈, 依田育士, 山下哲郎:
    “自治体の緊急医療救護所の設営内容の現状と課題”
    2019年度 日本建築学会大会学術講演 梗概集(北陸) pp.287-288, 2019.09.
  • 江川香奈, 依田育士, 黒嶋智美, 武田宗和:
    “医療施設における傷病者受け入れ設営マニュアルの改訂における考察”
    第25回 日本災害医学会総会・学術集会, pp.69, 2020.02.